先日開催された、EDIROLのプレス向け展覧会に行ってきましたので、その模様を写真とともにお伝えします。
まず、入り口を入ってすぐに展示されていたのが「V-4 OVERLAY PANEL」。これはV-4のパネルにセットして、V-4のイメージを一新させるオプションキットです。前回のPIXでローランドさんがキットを紹介されていましたが、いよいよ発売になるそうです。
キットは2セット用意されており、1セット目は「GLAMOOVE」「Moterdrive」「M.M.M.」がデザインしたもの。2セット目は「MASARU」「M.M.M」「Shinji Murakoshi」がデザインしたものが入っています。
保護用のクリアパネルも入っていますので、これをうまく使えばオリジナルのパネルも作成できそうです。
で、メインで話題になっていたのがCG-8。
既にご存じの方も多いと思いますが基本的な機能としては静止画2枚を使用して、映像を生成するマシンです。プレイヤーが操作するか、もしくは音に反応させてリアルタイムに映像を吐き出させることができます。
既存のVJ系ハードは、映像をMixするか、映像にエフェクトをかけるか、といった映像の操作が基本でした。その意味で、CG-8は今までのハードとは全く別ジャンルのマシンとなっています。
最初触った時は、パッドを操作して静止画にエフェクトをかけるため、KORG社のカオスパッドの静止画版かと思ったのですが、つまみをグリグリ回して映像を作っていく様は、音のシンセサイザーにかなり近い感覚を覚えました。
既に出ているVJソフトの中には同等の事をこなせるソフトもありますが、やはりCG-8の売りはハードであるということの安定性や操作に対するレスポンスの高さにあるのではないかと思います。クラブなどでパフォーマンスするのであれば、ハードの方が数段楽しくなるはずです。
生成する仕組みについてEDIROLの説明ではフォトパッチと、スタンプパッチの2レイヤーの画像合成で映像を生成しているようです。
画像は平面だけでなく、奥行きのデータも持たせられるので、生成される映像は3D動画となります。またフォトパッチに対するエフェクトは200種類、スタンプパッチに対するエフェクトは60種類あるため、座標や動きなどの組み合わせと考えるとほぼ無限に近いパターンの動画を生成できます。
また音声入力に合わせて、これらのパラメーターを変化させる事ができます。
ブースではこれらのデモが行われていて、音ときれいに同期した映像が流れていました。VJソフトでも音声に合わせてコントロールできるものがありますが、それに比べるとタイムラグも少なく、現場でもかなり重宝するのではないかと思います。
改めて振り返ってみると、既存のVJマシンとは全く違うコンセプトのマシンである事が分かります。
というのは、極端な話、赤や、緑一色のJpeg画像でさえ、動画を生成できるわけです。今までは映像ネタを用意して、現場でMixするのが主流であったVJプレイが、とりあえず静止画を用意して現場で映像を作るスタイルもありになるわけで、VJプレイのスタイルにも大きな影響を与えるのではないかと期待しています。